実際の店舗で起きていること
少し具体的な例を挙げます。
自分の店では、
いくつかの有名なグルメサイトを利用しています。
それぞれに、
月額で約10万円前後の
予約関連費用を支払っています。
さらに、
予約管理アプリ経由で入ってくる予約については、
その分の費用が
別途発生します。
つまり、
・グルメサイトへの予約手数料
・予約管理アプリの利用料
これらが
二重に重なっていく構造です。

利益率の低い業態にとっての現実
飲食店の利益率は、
決して高くありません。
多くの店では、
最終的に残るのは
売上の10〜20%程度です。
その中で、
・仕入れ
・人件費
・家賃
・光熱費
を支払いながら、
さらに毎月、
予約関連の固定費が積み重なっていく。
冷静に考えると、
これは決して軽い負担ではありません。
便利さが、そのまま「圧迫」になる瞬間
もちろん、
グルメサイトや予約アプリが
価値を提供していることは理解しています。
集客の効果も、
一定程度はあります。
ただ、
それらを使えば使うほど、
固定費が増え、
選択肢が減っていく。
結果として、
「使わないと怖いが、
使うほど苦しくなる」
という状態に陥ります。
20%も残らない業態にとって、
この構造は
便利さというより、
圧力として感じられることが多い。
それが、
現場で正直に感じていることです。
問題は、誰かが悪いことではない
ここで強調したいのは、
誰かを責めたいわけではない、
という点です。
グルメサイトも、
予約アプリも、
それぞれが
ビジネスとして合理的に動いています。
ただ、
その合理性が重なった結果、
最も余裕のない飲食店に
負担が集中している。
この構造自体が、
今の業界の現実だと思います。
だから、期待してしまう
もし、
・複数の予約チャネルが
一つに整理され
・余計な二重コストが発生せず
・現場が「管理」に追われなくて済む
そんな形が実現できるなら、
飲食店は
もっと本質的な仕事に
集中できるはずです。
この期待は、
理想論というより、
現場から自然に出てきた願いです。

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